京都府警察の全ての留置施設で,接見申し込み時に弁護人等に入庁証が渡されることになったようです。
入庁証を在庁中に首から提げること,接見終了時に返還をすること,その際に接見終了の声がけをして欲しいとの協力要請が府警本部から京都弁護士会宛にありました。
メインの目的は,接見終了時に声がけをして欲しいという点だと思います。
今までは,平日17時以降の接見申し込みの際,入庁証が渡される警察署と渡されない警察署がありましたが(平日9時から17時の間では,ほとんどの警察署で渡されていなかったように思います(違ってたらすみません)),上記の様な扱いになったようです。
富田林警察の逃亡事件では,弁護人が接見終了の声がけをしておらず,接見室内の被告人が居なくなったことに警察官が気付くまで時間がかかってしまったとのことですから,これを受けての運用だと思います。
私は,接見終了時には声掛けをするようにしていましたので,あまり手間に変わりはないですが,警察官の方にとっては手間が1つ増えてしまったように思います。