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2チャンネル運営訴訟(東京地裁判平成30年6月22日)からネット記事削除の困難さを考えてみる

 2014年頃,2ちゃんねる(現5ちゃんねる(以下同じ))が乗っ取られた,という話題について,現在も2ちゃんねるや2ch.scを利用している方ならば大なり小なり聞いたことがあるかと思います。この問題は実際に訴訟になっており,先日東京地裁において判決が出ました。訴訟の内容は2ちゃんねるの創設者である西村博之(ひろゆき)氏が原状回復を求めていたもので,西村氏側勝訴の判決が出ました。

 公開されている判決文によると,「西村氏は,平成14年2月,被告との間で2ちゃんねるのサーバーを使用する契約を締結し,そのサーバー管理業務を内容とする委託契約を締結していたが,その契約は解除された。契約が解除されたので,契約に基づいて先払いされた委託料のうち,被告側の業務が未履行になっている部分を原状回復として被告は原告に返金しなさい。」という内容になっています。

 今回の判決は,払ったお金を返しなさいという結論であり,2ちゃんねるの経営権がどちらにあるかということを直接的に確定させたわけではありません。

 今回のコラムでお話したいことは判決の内容が直接関係あるわけではありません。

なので,判決の詳細は,2ch.scトップページ下部からのリンク先で公開されていますので,そちらで御確認ください。【http://2ch.sc/

 では,今回のコラムで何が言いたいのか,というと,掲示板の実際の「運営者」は誰で,ネット掲示板を「管理している」のは誰で,投稿した記事の削除請求や発信者情報の開示請求をどこの誰宛に行えばいいのか,という件が非常に複雑である,ということです。

 どのように複雑化というと,インターネット上にあった電子掲示板「2ちゃんねる」は最初ドメインが2ch.netのもののだけでした。

 上述したように経営権を巡る争いによりドメインが

①2ch.net⇒2017年から現在の5ちゃんねる(5ch.net)

②2ch.sc

に分裂しました。

 2ch.scに関しては,2ch.net上のものをコピーしていることから,2ch.netに投稿された記事は,基本的には2ch.sc上に掲載されています。

(※2ch.scに直接投稿した記事は2ch.net上には存在せず,2ch.sc上にのみ存在します)

 また上述した①②の他に「コピーサイト」(例えばログ速,・みみずん検索等)と呼ばれるものがあり,そこにも2chに投稿された記事とまったく同じ記事が掲載されている可能性があります。

 現在のところ,「5ch.net」「2ch.sc」共に海外の企業が運営しているとされており,誹謗中傷や個人情報の削除依頼の宛先や方法も異なるので,別個に対応する必要があります(今後,変更になる可能性も十分にあります)。

 2ちゃんねるに書き込みされた,という理由から個人で対応を考える場合には,削除を希望する記事や,発信者を特定したい記事がどこにどれだけあるのかを把握し,適切な相手方に適切な手続きで,迅速に対応しなければなりません。

 時間が経てばたつほど,該当する記事が拡散されていったり,発信者情報の保存期間が経過し,発信者の特定ができなくなる可能性があるのです。

 当事務所にも個人で対応しようとしたり,この分野が苦手な弁護士に依頼して2ch.netの記事は消えているのに,同じ記事が2ch.scに残っているという事例も拝見したことが御座います。

 当事務所はネット問題に悩んでいる方の力になりたいと思っています。

 そのための夜間の法律相談や,電話での法律相談を当事務所では承っております。

 深夜帯では当事務所の「問合せフォーム」をぜひご利用ください。

カテゴリ : コラム, ネット問題

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